私はワーク・ライフ・バランス(WLB)推進のお仕事もしてて、
いろいろ勉強したり、
困ってる会社さんから話を聞いたりします。
会社を訪問しててよく聞くお困りごとで
何といっても一番多いのは、
「残業が減らない…」
という声です。
従業員にとって残業は嫌なものですが
(中にはそうでない人もいますが)
会社にとっても残業があるのは困るのです。
効率を高めるための第一歩
国や会社がWLBを進めたがるのは、
従業員の休みを多くすることではなく、
仕事の効率を高めるため。
要するに、
「無駄な仕事が多い」
というのが問題視されてるわけです。
特に日本人は、
このへん弱いとされてます。
仕事の効率を高めるためには、
- まず自分がどんな仕事をしているか、すべて棚おろしする。
- で、それに優先順位をつける。
これが鉄則です。
が、ここまでやっただけで残業は減らない。
問題は優先順位をつけてから、どうするか?
です。
「やめてしまう」という選択
そもそもなぜ順位づけをするのかというと、
「必要な仕事を先にやる」ため。
ここ、もっというと、
「いま本当に必要ではない仕事は、後回しにする」ということ。
さらに言えば、
「いつまでも必要でない仕事なら、やめてしまう」ということです。
「必要でない仕事なんて、最初からやってない!」
とみんな言います。
が、答えから先に言うと、
ほとんどみんな、やってます。
「前からそうしてるから」だとか、
「前任者や上司から指示を受けてるから」だとか、
そんなアイマイな理由で何となくやってしまってる
不要な業務の多々あるのが常です。
そこをすっぱり切り捨てれば、
仕事は劇的に減ります。
しかもそれは、「必要でない」仕事なので、
やめたところで会社は(本当には)困りません。
とはいえ、「必要でない」ということを
上司や会社がわかってない場合は、
残念ながら、ある程度やって(るふりをして)いかないと、
社内での評価が下がってしまう。
WLBというのは
管理職や、何より経営トップの理解がないと、
進まないというのが結論なんです…
ただし、個人レベルの伝統的な対策、
つまり「サボる」🌟という手は
ある程度は有効です。
「これいらん」と判断できた仕事は、
徹底的にサボりましょう。
個人の裁量内にはなりますが、
できるだけ早く切り上げて帰りましょう。
いらん仕事やねんから問題ない。
良心も痛まないでしょう。
次に気をつけたいこと
必要でない仕事を、とにかくどんどん切り捨てていく。
何と言ってもこれがダントツで最も削減効果が高いです。
では、その次に気をつけることは何か?
ついついハマってしまいがちな
個人レベルの大きな落とし穴があります。
それは何かというと、
最近ちょくちょく耳にするようになってきた言葉、
「過剰品質」
というやつです。
こちらでお話ししています: